ソーシャルワーカーのための地方行財政の基礎のキソ(駒寄 忠大 先生・本学公共政策学部 公共政策学科)
公共政策学部 福祉社会学科では2015年より、精神保健福祉士国家資格取得者を主な対象とした卒後教育をクローズド形式で提供しています。今回は公共政策学科の駒寄忠大先生をゲスト講師にお迎えして、地方行財政の動向と多様化・複雑化する地域課題への対応の現状についてうかがいました。
ソーシャルワーク専門職は、対人支援スキルの向上や、保健・医療・福祉関連施策についての実務的理解を目的とする研修の機会が多いので、今回のお話は福祉関連施策を地方行財政全体の枠組みの中で捉えることの重要性や、そのための学びを深めることの必要性を参加者が再確認する貴重な機会となりました。京都府職員としてのご経験を交えながらの駒寄先生のお話は楽しくてわかりやすく、なんとなく難しそうな「地方行財政」のイメージが変わった参加者も多かったようです。
【第32回ソーシャルワーク実践研究会】
日時:2023年9月9日(土)13:30〜17:00
会場:本学 稲盛記念会館 2階会議室
テーマ:ソーシャルワーカーのための地方行財政の基礎のキソ
講師:駒寄 忠大 先生
参加者:8名(卒業生4名、在学生1名、教員3名)
精神保健福祉士とは?/ Social Workers in Mental Health?
【精神保健福祉士とは?】
国内のソーシャルワーカーの国家資格には、主に精神障害のある方の支援を専門とする「精神保健福祉士」と、それ以外の領域で活躍する「社会福祉士」があります。いずれも「ソーシャルワーク」を実践する専門職である「ソーシャルワーカー」です。
精神保健福祉士は、1940年代後半より精神科病院等で精神障害者の相談支援にあたってきた、PSW(Psychiatric Social Worker)の活動を礎とする形で、1997年に創設されました。
本学では、2008年に精神保健福祉士養成課程を開設し、2012年3月に最初の卒業生を送り出して以来、卒業生のほぼ全員が国家資格を取得し、保健・医療・福祉の現場で活躍しています。
精神保健福祉士をはじめとする社会福祉専門職に関心がおありの方は、以下のサイトもぜひご覧ください。
厚生労働省による精神保健福祉士紹介
公益社団法人 精神保健福祉士協会
公益社団法人 日本社会福祉士会
国際ソーシャルワーカー連盟/International Federation of Social Workers