福祉社会フォーラムは、教育学、心理学、社会学、社会福祉学の各方面からその年のテーマに沿った講師を招いて、公開講座として毎年開催しています。今回は「研究・臨床・地域還元のトリロジー」をテーマに、心の健康とりわけ若者のメンタルヘルス支援について考えます。
保育、幼児教育、義務教育、高等学校教育に携わっておられる方、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師/臨床心理士等の専門職の方、そしてお子さんをお持ちの方にも、ぜひご参加いただきたい内容です。
イベント概要
【日 時】2024年 9月27日(金)13:30〜16:30(受付13:00〜)
【会 場】京都府立大学稲盛記念会館 1階 103教室 *Google map・大学構内図・稲盛記念会館館内図
【講演題目】「思春期のメンタルヘルスと生涯のウェルビーイング-東京ティーンコホートの取り組みを中心に-」
【講 師】 西田 淳志 氏 (東京都医学総合研究所 社会健康医学研究センター センター長)
【予約・参加費】 参加費無料・予約不要
【開催主体】 (主催)京都府立大学 福祉社会研究会 (共催)京都府立大学大学院 公共政策学研究科
*コホート研究:特定の要因に接している集団とそうでない集団を一定期間追跡し、研究対象となる疾病の発生率を比較することで、要因と疾病発生の関連を調べる手法
講師略歴
西田 淳志 氏(東京都医学総合研究所 社会健康医学研究センター センター長)
2008年三重大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。 同年、東京都精神医学総合研究所に研究員として着任。 その後University College of Londonの客員研究員、東京都医学総合研究所の主席研究員、プロジェクトリーダーを経て、2020年に同研究所の社会健康医学研究センター長に就任。
社会環境が人間のメンタルヘルスに与える影響について研究し、政策立案者と連携してエビデンスに基づく保健サービス、対人援助サービスの開発と普及に取り組んでいる。また人間の生涯を長期的に追跡する大規模コホートプロジェクトを運営し、人間のウェルビーイングを支える思春期要因の研究を英国と日本とで行っている。
直近の研究についての報道
「都医学総合研究所と東大、思春期にヤングケアラーの状態が長く続くと精神的な不調を抱えやすくなることを確認」